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ホームラン記録

ボンズ選手がMLB記録を更新した。しかし、ステロイド疑惑の関係で手放しに全ての人が賞賛はしていない。

擁護する声としてよく紹介されるのがステロイドをやったからと言ってホームランが打てるわけではない、ボールを正確に打つ技術が要るというものがある。王さんもこのようなことを言っているらしい。しかし、これは絶対に間違っている。それは才能、技術の無い人がドーピングしても、100m走で9秒台で走れないのだから、と陸上選手を擁護するのと同じことになる。薬物により数字のかさ上げされた記録は意味を持たなくなる、というのがアンチドーピングの考え方なのだ。野球では、筋力が違えば同じバッティングをして、ホームランか外野フライあるいは2塁打かの差ぐらいは出る。自分の筋力の限界の何割で打ってホームランできるかによって、バッティングの仕方も変わる。コンパクトなスイングでボールを確実にミートして飛距離を出すには筋力が要る。フルパワーで打とうとすればそれだけフォームにぶれを生じやすくなりボールを捉える確実性が落ちる。バッターはこの間で揺れ動きながら自分のバッティングを作る。確実性を落とさずに打球を飛ばすためには筋力アップは有効なのだ。だから、ステロイドを使う野球選手がいるのだし、その効果はその人の才能、能力に応じて出る。そして、それによって得た記録の数字は使わなかった場合との比較のできないものとなり、意味を失うのだ。MLBの場合ドーピングに対する取り組みが遅れていて、マグワイアの時は禁止されていなかったということで済まされているが。ボンズの場合は疑惑の行方がどうなるか次第だけれど、しばらくは注釈つきの記録とされるのだろう。

因みに王さんの記録はプロリーグでの記録であってMLB記録で無いのでアメリカ人はあまり気にしない。さらに、王さんは、圧縮バットを使っていた。子供のころホームランを生む道具として子供向け雑誌で読んだ記憶がある。王さんの引退後ほどなく日本で圧縮バットの使用が禁止され、メジャーではずっと以前から禁止されていたと聞いてがっかりした記憶がある。日本ではルール違反ではなかったのだから悪いことではないのだが、世界のホームラン王と誇れない気分になったものだ。もちろん、リーグが違うし、年間公式戦の数も違うので単純に比較できないのだが、禁止されたタイミングが王さんの引退にあわせたようだったので、それ以上に、ね。だから、ボンズを擁護したりするのかもね。

コメントへの返事の追加部分↓
もちろん、子供のころ読んだ子供向けの本にも圧縮バットのデメリットは書かれていて技術が無いと使えこなせない、というのは指摘されているような意味だったのも憶えています。一方、技術があれば、より飛ぶことには変わりなく、技術があり、使うメリットのある選手であるからこそ使用していたのは事実でしょうし、そのように語られていました。主にボンズの話であり、圧縮バット云々は本筋ではないので言葉足らずだったかもしれません。ただ、キャリア晩年、記録を塗り替えていた時期に使っていたバットゆえに通算記録をメジャーと比較するときに注釈が増えていることはやはり残念なことです。

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コメント

圧縮バットが万能のいわれてるが…

デメリットも多い
樹脂をしみこませる分重くなり重量が増えスイングスピードが落ちる
芯での飛距離は延びるが、芯以外では飛ばなくなるためデリケートなバットコントロールを必要とする


ついでにいうと55本打ったとしは圧縮バットを使用していない

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