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ボルグ

かつてのテニス界のスーパースター、ビヨン・ボルグがウィンブルドンを5連覇したときの優勝カップをセットで、そして、当事の試合で使ったラケット2本を競売にかけるというニュースを見た。結局辞やめたようだがなにか、経済的に苦しくなっているらしく少し寂しい。選手としてのプレースタイル、コート上の印象とは違った私生活があるのかもしれない。ウィンブルドンの連覇が途切れ、ずっと狙っていた全米を逃した後、ほどなく20代半ばで引退。後に復帰を試みるもラケットのテクノロジーの進化によりすっかり主流のプレースタイルの変わってしまったテニス界では、年齢的には可能であっても成功しなかった。その後、離婚、結婚などのゴシップネタやらもあったし、マスターズツアーに名前を見かけることもあったが、最近聞かなくなっていたなぁ。プレースタイルはベースラインに張り付いての専守防衛で必要以上に手堅い傾向のテニスだった。軌道の高く、高く跳ね上がる安定したトップスピンのグラウンドストロークで相手を後方に追いやり攻撃させず、広いコートカバーリングに、じれてネットに出てきた相手を抜き去るパッシングショット、ここという時にはエースの取れるサーブを武器にしていた。感情を表に出すコナーズやマッケンローといった同時代のライバルとは対照的にポーカーフェース、哲学者的な雰囲気を漂わせながらのプレーで名勝負を繰り広げた。攻撃型の選手が有利とされる芝のウィンブルドンをほとんどネットプレーをしない、守備型のグラウンドストローカーが5連覇したのは驚異と言われていた。ただ、あのプレースタイルであれだけの結果が出せたのは、当時が木のレギュラーサイズラケットの時代であったことが大きい。ハードヒットしようとしての打球のときのスイングのぶれ、ネットでボレー時などのラケットの使える面の面積が全然小さかった。攻撃に出るリスクが今の面が広く、反発力が強くスイートスポットの大きくなったラケットよりも格段に大きかった。ボルグの引退後、ボリス・ベッカーなどのジュニア時代からグラファイト製の面の大きなラケットを使って育った選手たちの時代に入り、グラウンドストローカーもランキング上位選手は攻撃型のハードヒッターがほとんどになった。ただ、正直あの時代の選手たちのプレースタイルの多様、多彩さに比べると、今のテニスは戦術の幅が狭くなっている気がする。ボール、ラケットの反発力を制限するとか、何かの工夫をしないと、今後更に似たようなプレースタイルの選手ばかりになって行きそうだけど。。。

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